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DHCPd

  • 対象OS : Ubuntu 7.10 Desktop (おそらく Server も可)
  • 確認日 : 2007/12/26

ルーターPCを組み上げる必要がでてきたため、臨時でメモしてみます。

前提条件

  • DHCP Server を複数立ち上げてはいけない。
    • 無線 LAN アダプタやルータも DHCP Server の一種である。
    • 複数存在するとお互いが変に干渉をおこしネットワークトラブルの原因となる。
  • ルータにする場合は、ネットワークカードが2枚必要 (eth0 eth1 のようになるはず)
    • 上記の通り、DHCP Server は「同一ネットワーク上に複数存在してはいけない」ルールがあるため、eth0/eth1 の片方側で DHCP Server (IPアドレス配る方)を立ち上げ、片方側は DHCP Client (IPアドレスとってくる方)か固定IPアドレス運用にする。

aptitude

以下のコマンドで、dhcpd は入ります。けっこう簡単です。

$ sudo aptitude install dhcpd

設定変更

 規定値では eth0 側のネットワークがサーバーになっています。eth1 に変更したい場合は /etc/init.d/dhcp を編集します。

$ sudo vi /etc/init.d/dhcp
#!/bin/sh
#
# $Id: dhcp.init.d,v 1.3.2.2 2002/08/11 22:11:54 peloy Exp $
#

test -x /usr/sbin/dhcpd || exit 0

# Defaults
INTERFACES="eth0"

(以下略)

INTERFACES 部分を eth0 から(例えば) eth1 に書き換えます。

次に、サーバー側の細かいカスタマイズです。

$ sudo cp /etc/dhcpd.conf /etc/dhcpd.conf.org
$ sudo vi /etc/dhcpd.conf

中身が実質、以下の5-6行なので、全消しして書き換えます。

option domain-name "fugue.com";
option domain-name-servers toccata.fugue.com;

option subnet-mask 255.255.255.224;
default-lease-time 600;
max-lease-time 7200;

以下、全部書き換えしてしまったあとのものです(参考ページ)

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subnet 192.168.124.0 netmask 255.255.255.0{
        option routers                  192.168.124.1;
        option subnet-mask              255.255.255.0;
 
        option domain-name              localnet;
        option domain-name-servers      192.168.0.1;
 
        range dynamic-bootp 192.168.124.25 192.168.124.50;
        default-lease-time 21600;
        max-lease-time 43200;
        host mypcname{
                hardware ethernet 00:AA:BB:CC:DD:EE;
                fixed-address 192.168.124.80;
        }
}
 
subnet 192.168.0.0 netmask 255.255.255.0{
        deny bootp;
}

routers = ルータ兼 DHCP Server となる IP アドレスです。通常は末尾が 1 ですね。
subnet-mask = サブネットマスク。255.255.255.0 が多いですね。

domain-name = 適当でいいかと思われます。
domain-name-servers = ISP やブロードバンドルータ等の DNS サーバーを指定します。

range ほにゃらら = IP アドレスの配布範囲です。 192.168.124.25-50 の26個が動的割り当て担当になります。

lease-time = クライアントにIPアドレス貸し出す期限のようなものです。デフォルトは 6 時間 / 最大貸し出し時間は 12 時間と考えられます (秒単位の設定の場合、未検証)

host ほにゃらら = MAC アドレスと紐付けする IP アドレスです。

今回は 192.168.124.x (自宅用ネットワーク)と 192.168.0.x (ルータからインターネットへ) を想定したメモをしています。DHCPを機能させない場合、「deny bootp;」な設定が必要です。これは、DHCP の問い合わせへの返答を行わないことを意味し、IP アドレスの配布はそのネットワークでは機能しなくなります。

もしも VMware Player を投入している場合、VMnet ふたつ分 「deny bootp;」を明記する必要があります。

あとは、再起動で OK かと。

$ sudo /etc/init.d/dhcp restart

iptables でルータ化

ルータ構築メモ に続きます。
Ubuntu + VirtualBox という組み合わせでルーター新規構築が不要になってしまったため、リンク先は凍結しています...ネットワークカード2枚以上あってDHCPdを作る場合には本メモが役に立つと思うため、書いた内容は残します。 - 2008/04/22


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Last-modified: Fri, 22 Jul 2011 21:57:46 JST (1525d)