w3m
基本情報
- 入手元 : 「メッセージ。」
- 入手版 : Ver.0.5.1-cr-async-3
- ライセンス : 不明?
- 分類 : Internet/Web/w3m (推奨)
導入メモ
- 事前に OpenSSL 0.9.8 系と libgc 6.7系を(プログラムエリアに)導入しておく
- 入手元サイトから以下のファイルを入手する (2006/11/30現在)
- w3m_0.5.1-cr-async-3_arm.ipk (2006/06/21 18:09, 985,236 バイト)
- 入手したファイルを SD カードの Documents/Install_Files/Internet/Web/w3m/ に配置する。
- 「ファイル」タブで配置したディレクトリに移動、ipk ファイルを選択し「OK」キー押下。
- ソフトウェア インストーラー 起動。
- 端末ウィンドウを起動し、w3m コマンドで w3m のヘルプが表示されることを確認する
カスタマイズを行う
とりあえず、AirEDGE や無線 LAN などの手法でインターネットに接続してから
$ w3m http://www.google.co.jp/
を実行します。Q キー(大文字、小文字両方が可能で、終了確認の有無が異なるのみ)の入力でブラウザ終了になります。
Cookie を有効に
Google のログインを試み、失敗することを確認します (Google のアカウントがなければ Yahoo! や MSN や mixi などでも可)。
ログインに失敗するのは Cookie が規定値で無効のため。ということで、Cookie を有効にします。
w3m の設定画面は w3m で Web ブラウジング中に 小文字のオー (o) を入力 することにより開けます。vi と同じ要領なので...
- 文字検索を意味するスラッシュ記号 / を入力
- Foward: というプロンプトが出るので Cookie と入力して Enter し、ジャンプする
- 以下の設定が NO になっているので、YES の左隣の ( ) 部分を選択して Enter する。
設定が完了したら [OK] 表示 (キーではない) までカーソルを移動して Enter
- Enable cookie processing (クッキーの利用を有効化)
- Accept cookies (サーバーから指示されたクッキーを受け入れる)
以上の設定が済んだら、再度ログインを試み、ちゃんとログインできたことを確認します。
多言語対応サイトで英語表示される場合、日本語表示するように
Google にログインした場合は表示が英語になっているかもしれません。その場合は、再び o で設定画面に移動し...
- 検索 / で、Lang を検索
- Accept-Language header を確認。
- 規定値は en;q=1.0 になっていますが、これを ja;en;q=1.0 に書き換えます。ja の追加がポイントです。
- 英語ページを開いていたら、R を入力してページをリロード。日本語になることを確認します (日本語にならなければ設定ミスか、日本語未対応ページですね)
外部ブラウザを呼べるようにする
画像込みのページは w3m ではよくわかりません。そんなときは Netfront を呼べるようにしておくと便利です。M (大文字) の入力で外部ブラウザ起動となりますが、規定値が mozilla なので何も起こりません。o で設定画面を開き...
- 検索 / で、Browser を検索
- External Browser を確認。
- /usr/bin/mozilla になっていますが、これを qcop QPE/System 'execute(QString,QString)' netfront3 に変更します。
- [OK] の文字を選択して Enter して設定画面を抜け、何らかのページを表示します。
- M で Netfront が起動することを確認します。
外部エディタを使えるように
w3m の規定値では、複数行のフォーム(掲示板本文やブログ本文やこの Wiki 等)の編集は vi が呼ばれます。Zaurus 標準の vi は日本語サポートが貧弱で、ちょっとしたことで ????? な表示に化けてしまったりするので、別のエディタに切り替えます。ここでは事前に入れておいた zeditor に切り替えてみることにします。まずは o で設定画面を開き...
- 検索 / で、Editor を検索
- /usr/bin/vi になっていますが、これを zeditor に変更します。
- [OK] の文字を選択して Enter して設定画面を抜け、何らかのページを表示します。
- 掲示板やブログなど、複数行エディットできるページにて、ZEditor が起動することを確認します。
ブックマークの登録と呼び出し
ブックマークを登録しておけば、次回から
$ w3m -B
これだけでページが開けるようになり便利です。
$ w3m http://www.google.co.jp/
でページを開いた直後に[×](Cancel)キー→[A]キー(小文字のa入力)を押下します。[ADD] 表示で Enter を押下すると Google がブックマーク登録されるはずです。
ブックマークは
$ w3m -B
のコマンドのほかに、ブラウジング中に [×](Cancel)キー →[B] キー(小文字のb入力)でいつでも呼び出せます。
参考ページ
- w3m manual
Linux Zaurus の [×](Cancel) キーは実質 ESC(Escape/エスケープ)キーです。
つまり、ESC g で「画面下で行番号を入力し,そこで指定した行に移動します」とあれば、[×]キー→[G]キー(小文字のg入力)で行ジャンプモードになる、ということになります。