zdbat
アドレス帳からメールまでバックアップ・リストア・移行ができるツール。「Zaurus DataBase Access Tool」の略だそうです。
基本情報
- 入手元 : LinuZau ToolBox
- 入手版 : Ver.1.0.1
- ライセンス : 不明?
- 分類 : Utilities/Database/zdbat (推奨)
導入メモ
- 入手元サイトから以下のファイルを入手する (2006/11/30現在)
- zdbat_1.0.1-1_arm.ipk (2005/03/21 22:39, 37,335 バイト)
- 入手したファイルを SD カードの Documents/Install_Files/Utilities/Database/zdbat に配置する。
- 「ファイル」タブで配置したディレクトリに移動、ipk ファイルを選択し「OK」キー押下。
- ソフトウェア インストーラー 起動。
- 端末ウィンドウを起動し、zdbat コマンドでヘルプが表示されることを確認する
バックアップとリストア
アドレス帳
詳細は zdbatを使おう が詳しいです。
- バックアップ
- 端末ウィンドウを起動
- zdbat コマンドで CSV ファイルにアドレス帳データを出力する
$ zdbat address -r > address_org.csv
- 出力したファイルをリストア可情報に置換する (CSV左端の連番をすべて「新規登録を意味する」0にする)。その後に旧ファイルは削除する。
$ sed 's/^[ 0-9]*,/0,/' address.csv > address_yyyymmdd.csv
$ rm address_org.csv
- リストア または 別の Zaurus への 移行
- 「アドレス帳」を起動し、「データ」メニューの「全データ削除...」を実行
- もし全データ抹消に抵抗がなければ、~/Applications/dtm/ のディレクトリにある全ファイルを削除して再起動する手法もあり。(アドレス帳だけ抹消するのなら SLADRS.BOX と SLADRS.IDX の2ファイルを削除し再起動でもよさそうです)
- 以下のコマンドを実行しリストア(復元)を行う
$ zdbat address -w < address_yyyymmdd.csv
- アドレス帳が常駐していないか調査
$ ps x | grep addressbook
- 「addressbook -qcop」とある行があれば、その左側の数値を確認。そのプロセスを抹消する(以下の例は addressbook -qcop なプロセスID が 3333 だった場合)
$ kill 3333
- 「アドレス帳」を実行し、ちゃんと内容が復旧していることを確認する
- 注意点 - zdbat 対象外の部分
- アドレス帳の「所有者情報」はデータベースに格納されていないため zdbat を使えません。所有者情報は ~/Applications/addressbook/ ディレクトリの businesscard.vcf というファイル に登録されていますので、これのバックアップをとっておき、そのファイルをいつでも復旧できるよう運用をすればよいと考えられます。
CSV ファイル 参考
非常に横長になるため、別ページにしています。