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  • 初版 : 2008/01/14
    • 検証機 : SL-C3000/1000/3200 + 256MB/1GB SD カード

NAND Backup 概要

 NAND というのは、Zaurus のフラッシュ ROM 領域におかれているシステム根幹部分のことで、スペシャルカーネルへの置き換えや pdaXrom/OpenZaurusといった代替ROMを仕込む際には必ずおこなっておく必要があります。この作業を行わないと、いざとなったときにSHARP純正のシステムに戻せなくなってしまいます。

なお、スペシャルカーネルや代替ROMについてはインターネット上の有志が独自に開発している物で、SHARPは純正根幹部分(カーネル部)のソース公開以外の関与はまったくしていません。よって、スペシャルカーネルや代替ROMへの切り替えは「自己責任」となります。

本ページ(NAND Backup)についてもマニュアルに記述が見あたらなかったような気がします。 ということで、SHARPのサポートが必要になったらこのページでバックアップした内容をリストア(復元)して、純正状態で動作することを確認の上でSHARPにお問い合わせすることになると思います (動かない=煉瓦化、という状態だと飾っておくしかなくなります)

なお、本WIKIにおいては原則として代替ROMやスペシャルカーネルについては触れないつもりでした。2008年初頭に au W05K なる通信カード入手によってスペシャルカーネル必須という状況になったため、本ページのメモに至りました。

前提条件

  • ZaurusはAC電源を準備しておくこと(接続はしない)
  • 256MB以上の空のSDカードを用意すること (CFカードでも可)
    • 検証は SL-C3200 + 256MB SDカードで行っています。
    • 今は1~2GBのSDカードが破格の値段で売られていますので、1GB購入推奨 (4GB は Zaurus の機種によっては認識しないこともあるので1GBでいいでしょう。2GBはpdaXromなどで苦労するそうなので、ROM乗り換えの予定の場合は自覚の上で購入してください)

手順

  1. 起動中の全アプリケーションを終了させる (編集中の何かがあったら保存かキャンセルしておく)
  2. 画面左下のQtボタン(スタートメニューもどき)から再起動を選択
    • 再起動を行います よろしいですか? に「はい」
  3. 一旦再起動のファンファーレまで待つ (常駐物以外は何もない状態にする)
  4. 画面左下のQtボタンから「電源OFF」を選択、画面液晶が暗くなるのを確認する
  5. Zaurus 下の裏蓋からバッテリを取り出す。SD/CFカードスロットも取り外しておく。 (AC 電源はまだ外したままで)
  6. 操作用のペン、クリップのようなもの、裏蓋の突起(写真の青い○部分)等でリセットスイッチ(写真の赤い○部分を1回押す)
    &ref(): File not found: "SL-C3200_Reset.jpg" at page "Zaurus/Core/nandbackup";
  7. 「D」キーと「M」キーを押しながらAC電源を接続する (バッテリはロック解除で、外したままです)
  8. サービスメニューが起動する。
    &ref(): File not found: "SL-C3200_ServiceMenu.jpg" at page "Zaurus/Core/nandbackup";
  9. 256MB以上の空のSDカードを挿入する
  10. カーソルの上キー (メニュー画面通りにみた場合は右方向) を2回押下
  11. ページ3/3 で 「2. BACKUP RESTORE MENU」が黄反転している状態(違う場合は左右キー[メニュー基準でいくなら上下方向]で反転位置変更)で 「OK」キーを押下
  12. 「2. NAND FLASH BACKUP」が黄反転している状態で「OK」キーを押下
  13. 「243MBの空き容量が必要である」との英語通知が出る。「OK」キーを押下。
  14. 「Backup...」表示になるため、待つ。
  15. 「Backup...OK」になったらバックアップ完了です。
    • SL-C3200においてはバックアップに要した時間は約39分です。
    • SL-C1000だと数時間コースでしょうか?(40分で10%程度しか進捗ありません)

バックアップされたファイルの実態

我が家でとられたバックアップデータに関するデータです。 必ずしも全ザウルスで一致するわけではなさそうです。

  • SL-C3200 NAND
    • バックアップに要した時間 : 39分弱
    • ファイル名 : SYSTC320.DBK
    • ファイルサイズ : 138,428,432 バイト (132MB)
      • MD5 (SYSTC320.DBK) = 1ef358002563bc7d9ee48f2ed9602732
      • SHA1 (SYSTC320.DBK) = ee9b20704b72369a621fa15350b18a358ac695ab
  • SL-C1000 NAND
    • バックアップに要した時間 : 4時間54分 (SDカードの性能差?)
    • ファイル名 : SYSTC100.DBK
    • ファイルサイズ : 138,428,432 バイト (132MB)
      • MD5 (SYSTC100.DBK) = ea30a9707223a62174aed9f707ec9a91
      • SHA1 (SYSTC100.DBK) = 477457cbeb1e8e4eb3c50251523978c06e78f4cb
  • SL-C3000 NAND
    • バックアップに要した時間 : 5分弱
    • ファイル名 : SYSTC300.DBK
    • ファイルサイズ : 17,317,904 バイト (16.5MB)
      • MD5 (SYSTC300.DBK) = c89b79dd72f68291cb59e527255bd7b4
      • SHA1 (SYSTC300.DBK) = 96d19510cb5d7a98083eb1afeff026b9c8257263
  • ほかの機種
    • 私が持っていないので検証できません (^^;

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Last-modified: Fri, 22 Jul 2011 21:58:09 JST (1525d)