クロスコンパイル環境構築の前準備

クロスコンパイル環境構築の前準備

前書き

　インターネットは便利な物で、Zaurus クロスコンパイル といった適当なキーワードを並べて検索すればたやすく情報にありつけるのですが...そのまま鵜呑みにするとリンク切れや移転の追跡でけっこう体力を消耗してしまいます 　ここでは、2006/08 2007/02 時点での環境構築のメモとなりますのでリンク切れとかの心配はちょっと低いかな、と思ってみます。

• 2007/02/14 : ザウルス宝箱Pro の SLシリーズ技術サポートページ が 2007/01/10をもって閉鎖・移転になりましたので、最新のリンク (ザウルスサポートステーション) に差し替えました。

必要なファイルについて

　Linux Zaurus のクロスコンパイル環境を整えるには、gcc 等が使える Linux 環境を前提に、下記のファイルが必要です。まずは必要なファイルをかき集めてください。

• ザウルスサポートステーション の 開発者向け技術情報から入手するもの (バージョンアップやリンク切れを配慮して、バイナリへの直リンクは避けてます。)
  • armのクロスコンパイル環境
    • クロスコンパイラ(gcc)
    • ライブラリ(glibc)
    • ヘッダファイル
    • ユーティリティ
    • tmakeツール (Trolltechさんがページを消してしまったようですが、Debian etch を利用する場合は入手不要と思われます)
• TrollTech (Qt / Qtopia 製造元) から入手するもの
  • Qtopia開発環境(GPL版) for x86
  • Qtopia開発環境 ソース(GPL版) (x86版の Linux を使っている方は入手不要です)

配布ファイルの変換について

　RPM 系のディストリビューション以外では、そのシステムに見合ったパッケージに変換する必要があります。ここでは Debian のケースでメモしておきます。

• apt-get install alien で alien パッケージを導入します。
• alien *.rpm で全部の RPM ファイルを変換します。

変換後の導入手順については、別ページのメモをどうぞ。