Ubuntu をゲスト・ホストOSにして VirtualBox を使ってみる
VirtualBox に関するパッケージUbuntu Desktop 7.10 では標準で VirtualBox-OSE Ver.1.5.0 を入手可能なようです。 $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install virtualbox-ose
Ubuntu Server を入れてみるVirtual PC 200x や VMware Player ではゲストOSとして問題なく動作する Ubuntu Serverですが、現状の VirtualBox ではインストール完了直後の再起動でカーネルがこけてインストールに失敗します。 こけたときのメッセージは以下の通りです。 PANIC: CPU too old for this kernel. これは Ubuntu Server 7.10 の Linux Kernel が PAEを有効にしていることが原因と思われます(VirtualBoxはPAE、32bitOSで4GB->64GBまで利用可能メモリを拡張する機能が使えないらしい)。 ということで、Ubuntu Server の CD-R からレスキューモードで起動します。 メニューから Rescue a broken system を選択し、 /dev/sda1 などのインストール先を指定し、以下のコマンドを実行します。サーバー用カーネルを 386 用カーネルに差し替えするわけですね。 # apt-get update # apt-get install linux-386 # apt-get remove linux-server (参考にしたページ : http://blog.livedoor.jp/leaf_hiro/archives/51092878.html ) ゲストOSのUbuntu Server を外のマシンから操作する準備VirtualPC や VMware とは異なり、VirtualBox そのものには「自らをブリッジ接続」させる機能はありません。ゲスト OS をサーバーとして使いたい場合はここがネックになります。よって、OS側で TAP という VirtualBox 特有のしろもの(厳密には QEMU にもあるそうですが) とネットワークカードをブリッジ接続させます。 必要なパッケージ以下のパッケージが必要となります。導入してください。 $ sudo apt-get install uml-utilities bridge-utils OS側の設定以下のシェルスクリプトを $ sh tapbridge.sh のようにして実行します。
VirtualBox側の設定一般、ハードディスク... と続いているゲスト OS の設定の中で「ネットワーク」を選択。「割り当て」を「ホストインターフェイス」に変更し、インターフェイス名に tap1 を指定すれば OK です。 あとは、ゲストOSからネットにつながることを確認しましょう。 dhclient + ifconfig でホストOSと同系列のIPアドレスを確保できていればまず OK でしょう (Windows なら ipconfig /renew + ipconfig で確認、といったところでしょうか) |